ミトベ写真館は創業以来営業していた場所から20メートルほど離れた場所に、2016年2月に移転しまもなく3年になります。計画当初より周囲の街並みとの調和を考え設計していただいておりましたが、この度第2回古河市景観賞(まちなみ建築部門)を受賞することができました。設計をお願いした連合設計社市谷建築事務所さんは、先代の吉田桂二氏が古河歴史博物館や古河文学館だけでなく旧古河市街の街並み作りに多大な貢献をされた方で、現在その魂を受け継ぐ次代の建築家の方が今回の設計をしております。90年近く古河市の旧紺屋町で営業を続けられているのは、多くの地域の方々のおかげです。みなさま本当にありがとうございます。ミトベ写真館は、これからも地域に必要とされる写真館であり続けられるように、日々精進・深化していきます。何卒よろしくお願いいたします。最後に今回いただいた講評を紹介させていただきます。
講評「古河の歴史、伝統、文化全てにおいて、理解の深い設計者を選定し建物の形状、意図、材料まで踏み込んだ取り組みは、高く評価できます。街中で上品にさりげなく建てる良識を形にした景観で、品格とセンスを感じます。建物が外部環境に果たす役割を認識されていることも評価すべき点です。」